凍蝶

菊水リキュール

生か死か。それが問題。

 

 

 

 

 

凍蝶(いてちょう)とは、冬、凍りついたように動かない蝶のこと。

美しく残酷な言葉。

 

 

 

 

 

冬の蝶には2種類あるそうな。

1.本来、秋には死んでしまう種の蝶だが、冬まで生き残ってしまった個体。

2.成虫(蝶)で越冬し、春に産卵する種の蝶。キタテハ、アカタテハなど。

 

凍りついて死にゆく蝶なのか、

じっとして寒さに耐え、生き抜く蝶なのか・・・

 

 

 

 

 

 

「凍蝶(いてちょう)の己が魂追うて飛ぶ」   高浜虚子

 

強烈な印象を残す句。これは死の瞬間の情景のように思えます。

 

 

 

 

 

「凍蝶の眉高々とあはれなり」   高浜虚子

 

蝶の眉とは触覚のことでしょうか。

死にゆくものの気高さか、生き抜く命のけなげさなのか。

 

 

 

 

 

 

「凍蝶を過(あやまち)のごと瓶に飼ふ」  飯島晴子

 

この蝶は、活きるでもなく死ぬでもなく、生きながら凍りついてしまったようです。

永遠の片恋?

さて、この作品の凍蝶は死にゆく蝶なのか、生き抜く蝶なのか、それとも・・・

 

瓶はこれ。紫のBio菊水 リキュール。

透明度の高い美しいクリアーボトルです。

味は・・・残念ながら飲んでいません。瓶だけ頂きましたが・・・

「18種類の野菜と9種類のフルーツ、菊水の酒粕を使用したお酒です。」

と書いてあり、美味しそうです。